【雑草タイプ別】草抜きのコツとテクニック
雑草は成長のスピードがはやく効率的に除草をしないと次から次へ生えてきます。
ただ何も考えずに草抜きをしていると草を抜いてまた草が生えてきて、、、のイタチごっこになります。
コツとテクニックを意識しながら除草するだけで、その後の成果は変わってきます。
下記にまとめた内容を意識して、早くまた効率の良い草抜きを実践していきましょう。
道具をうまく使う
雑草の根を完全に取り除くことは無理です。
根は土の中に広がっていて、長いものは1m以上伸びます。
ただ、地中に残った根から芽が出てくる植物はあまり多くありません。
そのため、根まで完全に取る必要はないものが多いです。
しかし、茎が地中に残っていると、そこから芽が出るので、地中の茎はできるだけ取ります。
根茎を伸ばさない植物では、茎と根の境目の部分まで、土を0〜1cmの深さまで掻き取って取ります。
それには、ねじり鎌や金属のヘラ、草取り用の鍬などを使います。
根元までキレイに取れない場合
植えている植物の隙間に生えている場合や両手を使いにくい場合は、指で取ります。
引き抜くと土を掘り返してしまうほど大きくなった場合は、ねじり鎌や草抜き用の鍬で、根本からかき取ります。
植物によっては、根元までキレイに取り除くものが難しいものもあります。
ハコベやカタバミなどは茎が細くて切れやすく、根元まで全部キレイに取れません。
根茎や球根で増える植物は、取り除かないと残りますが、それらを完全に取るのは難しいです。
また、セイタカアワダチソウやススキのような大型の雑草は、硬すぎて根元から掻き取るのは難しいですし、つる性のものは根元がわかりにくいです。
こういう場合は無理せず、地上部をできるだけ取ることです。
地上部をできるだけ小さくし、他の植物よりも小さくするだけでも草抜きの効果はあります。
草抜きのテクニック
植物の形状や大きさ、生え方によって草の抜き方も異なります。
よく生える雑草を6つのタイプに分けて、効果的な草抜きのテクニックをまとめました。
ロゼット状の雑草
ロゼッタ状態(地を這うように)で育つ草は根元から掻き取ります。
地面から0〜1cmほどを土とともにねじり鎌や草抜き用の鎌で削ります。
イネ科の雑草
イネ科の雑草は根本から掻き取るか、地上部を数cm残して刈り取ります。
地面から0〜1cm程を土と共にねじり鎌や草抜き用の鍬で削るか、鎌やハサミ、草刈機で地上部を数cmの高さで切ります。
ほふく茎の雑草
ほふく茎(ランナー)で広がる草は根のあるところを根元から掻き取ります。
地面から深さ0〜1cm程をねじり鎌や草取り用の鍬で削りましょう。
普通の雑草
茎が伸びた雑草は手で引き抜くか、根本から掻き取ります。
地面から深さ0〜1cm程を土とともにねじり鎌や草抜き用鍬で削りましょう。
球根で増える雑草
球根で増える草は地上部を全て掻き取ります。
球根を掘り取るのが望ましいが、地面から深さ0〜1cm程を土とともにねじり鎌や草取り用の鍬で削りましょう。
つる性の雑草
つる性は根元がわからないことが多いので、茎を切ります。
出来るだけ低い位置でハサミで切りましょう。
おわりに
この記事では、草抜きのコツと雑草の種類別の抜き取り方についてまとめました。
草抜きはどれだけ早く効率的におこなうかが大切になってきます。
まずは、草抜きの量を減らすために、できるだけ草を生やさないようにしましょう。
下記では、雑草をできるだけ生やさないための3つの工夫についてまとめています。