雑草を生やさないための3つの予防策【決定版】
雑草が生えてくると様々な方法で草抜きをしますよね。その様相はさながら雑草VS人間の程をなします。
その雑草がそもそも生えてこなかったらどれだけ楽になることか、、、
完全に雑草を予防することは絶対にできません。
しかし、雑草を生えにくくするためのコツはあります。
この記事では、雑草を生えにくくするための予防策を3つのコツとしてまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
雑草の繁殖法を知る
雑草の管理をするためには、そこに生える雑草の性質をよく知ることが重要です。
特に繁殖法を知った上で除草することです。
一年草か多年草か、種子のみで繁殖するのか根茎や球根ででも繁殖するのか、が重要な点です。
雑草の図鑑には、大抵一年草か多年草かが書かれています。
これらの特徴を押さえておけば、その雑草が上だけ刈り取れば良いのか、根茎や球根まで取り除けばならないかが分かります。
カタバミやシロツメグサのように、地上部を這う茎(ランナー)で増えるものもあります。
根茎や球根、ランナーでの繁殖は、母株の一部分がそのまま増えるので、母株と遺伝的に全く同じもの(クローン)ができます。(栄養繁殖)
種子繁殖には、自分の花粉で受精して種子ができる自殖と、別の個体の花粉で受精して種子ができる他植があります。
他植では、それぞれ遺伝的に異なる子孫ができます。
栄養繁殖では、1年でせいぜい5mくらいしか横に広がれませんが、種子ではもっと遠くに広がり、かつ多数の子孫を残すことができます。
まずは、植物図鑑などで雑草の繁殖方法をおさえましょう。
種子をつけさせない
一年草は、種子をつけなければ増えることはできません。
株元が残っていても、生育できる季節が過ぎれば枯れます。
一年草では冬に、越冬草では夏に枯れます。
種子の休眠があるため、前にこぼれた種子が数年間は発芽してきますが、種子をつけさせないようにさえしておけば、いずれその雑草はそこからいなくなります。
しかし、雑草には花が咲いてから種子をつけるまでの期間が短いものが多くあります。
そのため、雑草の名前が正確にはわからないことがありますが、それでも花が咲く前に草をとることをオススメします。
多年草で、栄養繁殖するものであっても、種子をつけさせないことが重要です。
多年草でも、種子による繁殖の方が増殖率が高く、種子によってあちこちに広がるためです。
それでも、一年草と比べると、つける種子は一般的には少ないです。
光合成させない
多年草では、種子の他に根茎や球根などの栄養器官でも繁殖することから、種子をつけさせないだけでは、減りません。
根本から取り除いても、根茎や球根が残って、そこからまた生えてきます。
土を掘り返して、丁寧に根茎や球根を取り除いてもどうしても少しは地中に残ります。
なので、草取りをしても効果がないように思います。僕は特にフキとイタドリがいつも厄介者です。根もめちゃくちゃ張りますし、、、
しかしながら、寄生植物なら別ですが、ほとんどの植物は光合成でエネルギーを獲得して育ちます。
光合成は地上で行うので、地上部を完全に取り除けば、たとえ地中にエネルギーを貯めている器官があっても、いずれ消耗して小さくなっていきます。
植物体を切り取って、地上部を小さくして、他の植物の日陰になるようにしてやれば、それでも消耗していきます。
しかし、ドクダミやセイダカアワダチソウのように根茎が太い植物や、カタバミのような球根植物は、なかなかしぶとく、根気強く地上部を取るしかありません。
上記画像にあるように防草シートをうまく活用して光合成させないことも大切です。
おわりに
この記事では、雑草を生えさせない3つの工夫についてまとめました。
それでも、畑を始めてする人にとっては野菜畑の雑草との付き合い方はイメージできにくいかと思います。
下記では、1年間の大まかな野菜畑での雑草との付き合い方についてまとめています。
ぜひ参考にしてください。