野菜畑の草取り【決定版】
ゴールデンウィークの頃には、ホームセンターや園芸店で、様々な野菜の苗が販売されて賑わいます。
自宅の庭や大型のプランターで栽培する人や、一坪農園を借りて野菜を栽培する人が増えています。
栽培することによって、販売されている形の野菜がどのようにできているかを知ることができ、新しい品種や珍しい野菜を食べることもできます。
また、見栄えは、悪くても無農薬や低農薬の野菜を作ることもできます。
しかし、4月か5月に苗を植えて、大抵5月中は熱心ですが、梅雨になって畑に入りにくくなり、梅雨がすぎた頃には雑草が増えて、意欲がなくなってしまうことがよくあります。
雑草が伸びて手に負えなくなることが、野菜栽培の意欲を失わせる一番の原因です。
春から秋まで栽培する夏野菜
春から秋まで栽培するトマトやキュウリ、ピーマンなどの夏作の場合は、畝の雑草を抑えるためにマルチを張ります。
マルチとは、雑草防止や泥はねによる病害虫発生防止のため、黒やシルバーのポリエチレンフィルムなどで畝を覆うことで、マルチングの略です。
マルチを張った場所は、雑草が生えませんが、通路になる畝間と、野菜を植えた植え穴に雑草が生えます。
畝間もマルチを張ればそこに雑草は生えませんが、雨水が染み込まなくなるので、畝間にはマルチは張りません。
初夏によくみる雑草
5月から7月にかけて野菜畑でよく見られる雑草はメヒシバとエノコログサです。
畝間の雑草は、草取り用の鍬で根元から掻き取ります。
小さい畑なら、しゃがんでねじり鎌で草取りをします。
鍬よりもねじり鎌を使う方が近くで見るので、丁寧な草抜きができますが、面積が広いと疲れます。
植え穴の雑草は、手で抜き取ります。植え穴の雑草が大きくなりすぎると、植えた野菜の苗も一緒に抜けてしまうことがあるので、小さいうちに抜くことが必要です。
地面を這う野菜
地面を這わせるカボチャやスイカ、サツマイモなどは地面に覆われてしまうことがよくあります。
カボチャやスイカは、マルチを張った畝から外に広がるので、そこで草が生えます。
サツマイモはマルチを張らないことが多いので、雑草に負けやすいです。
植えている野菜より、雑草が大きくならないように、また、雑草に種子をつけさせないように手で引き抜きますが、野菜が茂ってくると中に入りにくくなるので、高枝切りばさみのようなもので遠くから雑草を切り取って集めるのも良いかもしれません。
秋に種まきをする野菜
秋に種まきをするダイコンやハクサイ、ホウレンソウなどや、秋に苗を定植するキャベツやイチゴなどの栽培では、あまり雑草に困らされることはありません。
雑草は生えてきますが、大きくなるのは翌春であるものが多いので、それまでに収穫することが多いからです。
ただ、野菜の種子をまいた時に、どれが野菜でどれが雑草かわからないことがあります。
野菜の苗の形をよく知っておけば問題ありませんが、初めて栽培する場合は、ばら撒きはせずに、筋まきにして、線に沿って多数出てきたものを目的の野菜と判断すると失敗がありません。
おわりに
この記事では野菜畑の草抜きについてざっくりとまとめました。
下記では、各月ごとの庭・畑・空き地の草抜きを雑草管理カレンダーとしてまとめていますのでぜひこちらもご覧ください。