草抜き(草取り)と草刈りの違いは?それぞれの役割
「草抜き」と「草刈り」は違います。また、それぞれの役割も違います。
闇雲に草抜きや草刈りをしていても効率的ではなく、気がつくとあっという間にまた草が生えてきます。
この2つの作業の違いと役割をしっかりと理解し、状況に応じて作業を変えることで効率的な作業ができます。
野菜を育てたいのに草抜きばっかりしていたら本末転倒ですよね。
この記事では、草抜き(草取り)と草刈りの違いについてまとめています。ぜひ参考にして除草を効率的なものにしてください。
草抜き(草取り)とは?
草抜きとは、草を引き抜くか根本を掻き取って、草の地上部をキレイに取り除くことです。
雑草をなくすためには、草刈りよりも草抜きをした方が効率が良いです。
というのも根や茎を完全になくすことでもう一度生えてくることを防ぐためです。
しかし、1坪ほどしかない小さな庭は丁寧に草抜きができますが、100坪もある大きな庭で同じように草取りをすると、100倍時間がかかります。
100人でやる場合は良いですが、1人でする場合は、終わる頃には最初に草抜きしたところが大きくなっていることも。。。。
雑草の成長はとても早いです。
春から夏は草取りをして1週間もすると、取り残した雑草が大きくなっています。
土の表面を掻き取って全ての雑草を取り除いたとしても、2週間もすると、新たに発芽したものが広がっています。
雑草の成長と草抜き作業のイタチごっことなり、ずっと草抜きをすることになります。
そのため、丁寧さも大切ですが、それよりも素早く、疲れないように行うことが一番大切です。
なので畑の規模や家からの距離を考えて草抜きをするのか草刈りをするのかを考えましょう。
下記では、草抜きにオススメな道具をまとめています。文明の利器をうまく活用して草抜きを効率よく進めましょう。
草刈りとは?
草刈りとは、草刈り鎌や、刈り込み鋏、草刈機や芝刈り機などで地上部を少し残して上を切り取ることです。
地上部が少し残るので完全に取り除かれたわけでなく、また、雑草がすぐに生えてきやすいです。
しかし、草抜きよりも効率的にまた大規模的に除草することができるので広い土地を除草する場合は草刈りの方が適しているかもしれません。
頻繁に草刈りをしていれば、大型雑草は花を咲かせることができないので、年々減っていき、小型の雑草が増えてきます。
空き地や道路脇では、短く刈りそろえたイネ科の草や小型の雑草を多くするようにすれば見栄えが良くなります。
広さや状況に応じて道具を使い分けることが大切です。
下記に草刈りに適した道具について詳しくまとめています。ぜひ参考にしてください。
おわりに
規模が小さかったり完全に草を取り除きたい、もしくは小さい雑草も気になる場合は、「草抜き」を、規模が大きかったり遠くから見た時にある程度キレイになっていれば良い場合は「草刈り」をしましょう。
どちらにも共通して言えることは「丁寧さよりも効率」が大切ということです。
状況や目的に応じて「草抜き」と「草刈り」の両者を使い分け、うまく除草しましょう。
下記では、草抜きのコツを雑草のタイプ別に分けていますので、こちらも参考にしてください。