シジュウカラの特徴は?大きさは?巣立つまで【完全版】
シジュウカラはどこでも観察できる親しみやすい野鳥です。
市街地の樹木が比較的多い庭園や公園、住宅地から山地の林など、冬には川原でも見かける小鳥です。
この記事では、そんなシジュウカラの生態や特徴についてまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
シジュウカラの生態

繁殖期の4月〜7月にはつがいで行動し、雄が枝先に止まって「ツピツピツピ」とさせずる声がよく聞こえます。
京都大学生態学研究センターの調査では、鳴き声に独自の文法を持ち、取り同士で互いにコミュニケーションをしている可能性が高いことが明らかになっています。

木の洞や民家のすき間、ブロック塀の穴などに営巣します。

下記ではワタシが実際に呼び込んだシジュウカラの観察の様子をまとめています。

つがいにはナワバリがあり、さえずりで宣言したり、ナワバリの境目では他の個体と追いかけあって力関係を比べたりします。
繁殖期以外には群れで過ごし、エナガやメジロ、コガラなどと群れることもあります。
シジュウカラの特徴

全長:15cm
分布:全国の市街地から山地の林
時期:一年中
鳴き声:「ツピイ」「ジュクジュク」など、「ツピツピツピ…」などとさえずることもある。
成長の身体の特徴は顎から上が黒く、頬が白いです。
背中が緑黄色で翼部分は灰色がかった青色、体の下部分がグレーがかった白、喉から下尾筒までの中央部に黒い筋が入ります。
この黒い線はオスの方が太く、メスが細い場合が多いです。
昆虫類を特に好んで食べますが、雑食性です。
アクロバティックな姿勢でクモ類などを捕らえることもあります。
冬でも越冬中の昆虫類を探して、林の中を移動します。
種子も大好物で、脂肪分に富んだミズキやハゼノキなどの種子を食べているところも観察できます。

木の上や地面で食物を探し、庭の餌台でヒマワリの種やラードなどを食べることがあります。

シジュウカラのネクタイ

シジュウカラといえば、なんといっても白い胸に映えるネクタイのような黒い帯で、オスではこの黒色縦線が喉から腹を通り、下尾筒まで伸びています。
下腹部で特に太くなり、足の付け根へと続きます。
一方、メスでは黒色縦線がオスに比べると細く、足の付け根まで届かないほど短い個体が多いので、黒色縦線はオスとメスの見分け方に重要な部分といえます。

ごく稀にメスでもオスと同じように太くなっているものもあります。
おわりに
この記事では、シジュウカラの生態や特徴についてまとめました。
シジュウカラとよく似た小鳥でヤマガラがいます。

体長もほとんど同じなので、見分けることができるようになると良いですね。
