【記録】シジュウカラの巣箱を設置|巣立ちまでの観察

軒下に巣箱を設置し、小鳥を呼び込むのは可能です。
この記事では、実際に軒下に設置した巣箱にシジュウカラが営巣・産卵し、巣立つまでの観察記録についてまとめています。
餌場・水飲み場の設置

まずは、シジュウカラに巣箱の存在を知ってもらう必要があります。
そのためにはエサや水で誘き寄せると良いですよ。
巣箱の設置場所の近くに餌場・水場を作ります。
ポイントは開けたところで日当たりの良いところ、そしてある程度高さがあるところに設置することです。

下記では、餌場・水飲み場の設置に関して詳しくまとめていますので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。


エサはヒマワリの種が良いです。濡れているとあまりシジュウカラが興味を示さないので、できるだけ雨に濡れても乾きやすい場所に設置しましょう。
巣箱の設置

餌場・水飲み場が設置され、小鳥たちがエサを食べにくるようになったら巣箱を設置します。

巣箱の設置は、餌場の設置と同じタイミングでも問題ありません。
巣箱設置のポイントは餌場と同じく日当たりの良い開けた場所です。
また、呼び込みたい小鳥によって適した高さは違います。

下記では、巣箱の設置に関してさらに詳しくまとめています。また、鳥の種類ごとの巣箱の適切な高さなどもまとめています。

シジュウカラの営巣・産卵

シジュウカラの繁殖期は3月〜5月です。
うまく巣箱にシジュウカラが入ってくれれば、コケや獣の毛などで営巣し、卵を一日一個ずつ産卵します。
卵の数は4〜12個で、卵だけがあって親鳥がいない場合でも、産卵途中かもしれませんのでしばらくは様子を見ましょう。
1日1個ずつ卵が増えていく場合は産卵途中なのかもしれません。

シジュウカラが抱卵している場合は、そっと見守っておきましょう。

様子をずっと見ているとシジュウカラは警戒し、羽を大きく広げて威嚇してきます。
ヒナの誕生〜成長

抱卵から13日〜14日で孵化します。初めは弱々しい鳴き声で「ピーピー」と鳴きます。
親鳥が食べ物を持ってくる時以外は大抵は寝ています。
巣立ち

孵化後18日から20日で大きくなり巣立ちます。

孵化後も2週間から1ヶ月は親鳥と共に生活しています。
シジュウカラ以外にもヤマガラも家に呼び込むことができ、観察しました。
下記では、ヤマガラの観察の様子についてまとめていますので、こちらもぜひ参考にしてください。
